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↓メタボリック症候群 についての概要映像がこちらからご覧になれます。
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Q.メタボリック・シンドロームの予防方法はありますか?
A.摂取カロリーを抑制した食事を取り、三食同じ時間に規則正しく食事をとりましょう。体重減少のために、中等度の運動を毎日30分以上(最低10分以上)行いましょう。ウエスト(腹囲)、中性脂肪、血圧、血糖値を減らし、禁煙するよう努力することで予防できます。
Q.メタボリック・シンドロームの診断基準はどのようになっていますか?
A.米国高脂血症治療ガイドラインとWHOによる診断基準の2種類があります。
米国高脂血症治療ガイドライン(ATPIII:Adult Treatment Panel III, NCEP National Cholesterol Education Program)
(我国には未だありません)では、下記5項目のうち3項目が該当するとメタボリック・シンドロームと診断ができます。
1)ウエスト(腹囲)が男性で102cm以上(日本人では85cm以上)、女性で88cm以上(日本人では90cm以上)
2)中性脂肪が150mg/dl以上
3)HDLコレステロールが男性で40mg/dl未満、女性で50mg/dl未満
4)血圧が最大血圧で130mmHg以上または最小血圧で85mmHg以上
5)空腹時血糖値が110mg/dl以上
WHOによる診断基準は下記のようになります。
高インスリン血症(非糖尿病患者の上位25%)または空腹時血糖110mg/dl以上に加え、以下のうちの2つ以上をもつものです。
1)内臓肥満ウエスト/ヒップ比>0.9(男性)、>0.85 (女性)またはBMI30以上または腹囲94cm以上
2)脂質代謝異常:中性脂肪150mg/dl以上またはHDLコレステロール35mg/dl未満(男性)、39mg/dl未満(女性)
3)高血圧140/90mmHg以上か降圧剤内服中
4)マイクロアルブミン尿症(尿中アルブミン排泄率20μg/min以上か尿中アルブミン/クレアチニン比30mg/g.Cr以上)
Q.メタボリック・シンドローム(代謝症候群)はどのようなものですか?
A.メタボリック・シンドロームは代謝症候群、シンドロームX(Reaven, 1988)、死の四重奏(Kaplan, 1989)、インスリン抵抗性症候群(De Fronzo, 1991)、内臓脂肪症候群とも呼ばれる複合生活習慣病です。血糖値や血圧がやや高く、お腹が出てきた人のことをいいます。
「肥満・メタボリックシンドローム診療ガイダンス」
片山 茂裕 (編集),
メタボリックシンドロームの診断基準やその疫学、そしてその病態生理と臨床的意義を、Q&A方式でそれぞれの専門家がわかりやすく解説。また、生活習慣の改善指導法や薬物治療法などについても体系的に紹介する。
「内臓脂肪は命の危険信号」
栗原 毅 (著)
怖い内臓肥満の減らし方がよくわかる!
肥満は、メタボリックシンドロームの最大の原因です。怖い動脈硬化にならないためには、内臓肥満を解消すること。さまざまな場面でのチェックテストとアドバイスで、ポッコリおなかがスッキリ!簡易腹囲計測メジャー付き。
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「メタボリックシンドローム実践マニュアル」
・心血管病予防のための新たな概念として確立された"メタボリックシンドローム"とはどのようなものなのか。
・その診断基準から、病態メカニズムの最新知見、実地臨床での診療・管理の手順とポイントを、本病態研究・診療のエキスパートが端的に解説。
・本邦初の、メタボリックシンドロームの実地診療の手引き。臨床家必携の1冊!
「肥満・メタボリックシンドローム診療ガイダンス」
片山 茂裕 (編集),
メタボリックシンドロームの診断基準やその疫学、そしてその病態生理と臨床的意義を、Q&A方式でそれぞれの専門家がわかりやすく解説。また、生活習慣の改善指導法や薬物治療法などについても体系的に紹介する。
高カロリー食や運動不足、アルコールの摂取過剰などの原因により肝臓に中性脂肪が過剰に蓄積してしまう状態。近年、脂肪肝は男性の 3 人に一人、女性の 5 人に一人と言われるほど多い。自覚症状がほとんど無いが、肝炎、肝硬変へ進行する可能性がある。糖尿病や動脈硬化疾患のリスクファクターにもなる。
超音波検査や注射器で肝臓の組織を少しだけ取り出して、組織を直接調べる肝生検により脂肪の蓄積を確認できる。
脂肪肝と言われた人は食生活と運動習慣を見直すことが大切である。
血液中のコレステロールや中性脂肪が過剰となる脂質代謝異常のことである。血液検査でコレステロールが多いとか中性脂肪が多いと言われることがあるかもしれないが、そういう人は高脂血症に気をつけた方が良い。
血中の脂質の正常範囲
総コレステロール 120~220mg/dl
中性脂肪 20~150mg/dl
HDLコレステロール 40~80mg/dl
LDLコレステロール 50~140mg/dl
総コレステロール、中性脂肪、 LDLコレステロール値がこの範囲を越えると高脂血症と呼ばれる。また、 HDLコレステロールがこの範囲以下の場合も低 HDLコレステロール血症といって、動脈硬化などのリスクが高まることが知られている。
ダイエットを止めた後に体重が元に戻ってしまうこと。計画性のない過激なダイエット、根拠のない流行性のダイエットに起こりやすいと言われている。リバウンドを繰り返すことをウエイトサイクリングといい、隠れ肥満の原因ともなる。
メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪の過剰な蓄積を起因として、様々な生体機能の異常とそれに伴う生活習慣病のリスクが高まっている状態のことを指す。具体的には、糖尿病(対糖能異常)、高脂血症、高血圧が集積し、動脈硬化性疾患が起こりやすくなる。メタボリックシンドロームの状態に陥ると、それぞれの疾患が相互に悪影響を及ぼしてしまう。肥満が万病の元と言われる所以である。
食欲抑制薬として市販されているマジンドールは、放出されたノルアドレナリンの再取り込みを抑制することによって、食欲を抑える。
最も一般的な肥満判定の基準が BMI という身長と体重から割り出される指数である。
BMI = 体重(Kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)
という計算式で求められる値である。判定は以下のようになる。
BMI 18.5未満 痩せ、低体重
BMI 18.5~25 正常範囲、普通体重
BMI=22が最も生活習慣病になりにくいとされている
BMI 25~30 過体重、日本人の場合24~29あたりとも言われる
BMI 30~ 肥満、35以上は高度肥満
標準体重とは平均体重ではなく、最も生活習慣病のリスクが低いと考えられる理想的な体重である。勿論、体格には個人差があるので必ずこの体重が最適とは限らない。
標準体重 = 身長(m) × 身長(m) × 22 で求められる。
内分泌とは、体内の内分泌腺から、体の機能を調節する機能を持つホルモンが分泌されることをいう。
脂肪組織はエネルギーの貯蔵庫としての役目が知られているが、近年では、生体の様々な機能を制御する生理活性物質(サイトカイン)を産み出す器官であることが分かってきた。そして、特に内臓脂肪の蓄積が過剰な状態では、サイトカインなどの物質の産生が過剰もしくは過少となってしまい、様々なトラブルの原因となっていると報告されている。
これにより血栓が出来やすくなったり、動脈硬化になったり、インスリン抵抗性が増したり(糖尿病)といった悪影響をもたらすとされる。
体脂肪が過剰となる肥満の中でもBMI が 25 以上かつ 糖尿病や高血圧、高脂血症、睡眠時無呼吸症候群、月経異常などの健康障害を持つもの または、腹部 CT 検査で内臓脂肪型肥満と判定されたものについて肥満症と診断される。
皮膚のすぐ下に存在する脂肪を皮下脂肪といい、主に皮下脂肪の蓄積によって肥満となっている場合を皮下脂肪型肥満という。
適度な皮下脂肪は特に女性にとっては必要とされている。
オプティファーストのような VLCD専用の粉末を水に溶いて飲む。一日の摂取エネルギーは500キロカロリー以下というかなり少ない量であるが、必要な栄養素があまり不足しないように計算されている。VLCD は決して安易に出来るものではなく、医師の管理の下で行なうことが大切である。内臓や脳などに障害が無いこと、精神的にもある程度ストレスに耐えられる必要がある。
肥満の中で生活習慣病との関連が強く指摘されているのが内蔵脂肪型肥満である。腹部の内臓の周りに過剰に脂肪が溜まると、さまざまな生理的機能に悪影響を与えることが知られている。CTでの腹部の断面を診断し、 内臓脂肪面積が100平方センチ以上 の場合を内臓脂肪型肥満と判定している。
肥満の95%がこのタイプとされている。身体の機能に異常があるわけでも、特定の病気が原因となっているわけでもなく、単純に生活習慣が肥満の原因となっている場合である。
体脂肪率は全体重に占める体脂肪の重量を比率で表したものである。
女性 30% を越えると肥満、平均は24%前後
男性 25% を越えると肥満、平均は20%前後
体脂肪の測定には、いくつかの方法があるが、現在最も一般的なものはインピーダンス式の体脂肪測定である。これは、体中の水分と脂肪の電気抵抗の違いから、脂肪の割合を予測する方法である。入浴、食事、時間帯などで値が変動するので、同じ時間に図る必要がある。
主にお腹に脂肪が集中して蓄積する肥満のタイプである。中年以降の男性に多く見られ、統計的に上半身肥満の方が生活習慣病のリスクを高めると報告されている。特に 内臓脂肪型肥満 は要注意である。
摂食中枢に働いて食欲を抑制することによって、体重を減少させることを目的とする。食欲の伝達に関わる神経系に作用することで食欲を抑える。シブトラミン、フェンテルミン、ベンズフェタミン、ジエチルプロピオン、マジンドール、フェンジメトラジンなどが存在する。
腸内で摂取した脂肪の吸収を抑える薬剤としてオーリスタットが存在する。低脂肪食を摂ったのと同じことになるが、脂肪を多量に含む脂肪便や下痢などの副作用が報告されている。
食事量は一般にカロリー計算を基準として考えられている。適正な摂取カロリーは年齢や身長、生活活動強度(運動量)によって基準値が設けられている。
成人男性で2000~3000キロカロリー程度
成人女性で1600~2500キロカロリー程度
体重だけでみると肥満とは判定されない(BMI)ものの、体脂肪率が高い状態。過激なダイエットによるリバウンドを繰り返していると筋肉や骨といった除脂肪組織が減少し、体脂肪が増えやすくなると言われている。痩せ志向の強い若い女性に多く見られる。筋力の低下や骨密度の低下(骨粗鬆症)などとも関係する。
リバウンドを繰り返すウエイトサイクリングは、以下のような健康障害と関係していると言われる。
・除脂肪率の低下とそれに伴う基礎代謝量の低下
・内臓脂肪量の増加、隠れ肥満
・減量効率の悪化、栄養吸収効率の向上(やせにくく太りやすい)
さらに、生活習慣病の発症リスクや死亡率の向上と関係しているとの説もある。極端な体重変動は、特にウエイトサイクリングでの除脂肪率の低下と関係しており、骨粗鬆症や皮膚・血管・筋肉の障害などのリスクを高める。
リバウンドを繰り返すウエイトサイクリングは、以下のような健康障害と関係していると言われる。
・除脂肪率の低下とそれに伴う基礎代謝量の低下
・内臓脂肪量の増加、隠れ肥満
・減量効率の悪化、栄養吸収効率の向上(やせにくく太りやすい)
さらに、生活習慣病の発症リスクや死亡率の向上と関係しているとの説もある。極端な体重変動は、特にウエイトサイクリングでの除脂肪率の低下と関係しており、骨粗鬆症や皮膚・血管・筋肉の障害などのリスクを高める。
何らかの病気や薬物の影響を受けて肥満になってしまうことがあり、これを二次性肥満という。肥満者全体の約5%に見られ、高インスリン血症や副腎皮質ホルモンの分泌過剰などのホルモンの分泌異常や、脳の異常、薬剤の副作用によるものなどが知られている。